2018年3月6日火曜日

国際結婚



国際結婚とはどういうものか、
私が思うに、友人から聞く日本人同士の結婚と
特別に違うと感じることはありません。


働く自立した女性が好き、
しっかりと自分の意見を言う人が好き、
可愛いより美しくてセクシーな方が好き。


欧米人の好みとして、このような傾向があるかと思いますが、
日本人の男性の好みが人それぞれであると同じように、
人それぞれであると思います。


現在、私のまわりの女性を見渡すと、
世界で揉まれているせいか、
自立して、しっかりと自分の意見を言う、
美しくてセクシーな方がとても多くなってきていると思うのです。


しかし、電車で移動をしている時に出会う方々を観察していると
可愛さを追い求めている幼い女性や
自立しているとは言い難いぽぁーとした女性も多く見かけ、
「日本女性とは」ではなく、「その人次第」であると感じました。


私自身は、日本の文化や習慣をとても大切にしながらも
とても先進的な考え方の母と父に育てられ、
週末の夕食後は、二人が世界経済や歴史、政治など
について話すのを聞くような家庭で育ち
学校の部活よりも家族旅行や
家族の誕生日パーティーを優先するような
日本の一般的な家庭とは、
かなりかけ離れている家庭でした。


主人は、フランスとイギリスにルーツがあり、
中学の時に日本に留学してから
日本の文化が大好きになったような
一般的なラグビー好きなオーストラリア人とは
かなりかけ離れています。


2人とも、登山やレースが好きであったり、
美味しいもの、ナチュラルなもの、Organicが好きであり、
世界経済や、文化、歴史、政治、医療などについて
毎晩のようにディスカッションをして過ごしています。


私の学生時代、研究室にはたくさんの外国人がいましたし、
休暇中は、NYでファッションショーを手伝ったりしていたので
世界中から集まった様々な国の人との交流があり、
社会に出てからも商社でイタリア、フランス、オランダ、
アメリカ、カナダ、ノルウェー、UAE
サウジアラビア、中国などの国の方と取引をしていたので、
来日時やメールではプライベートなことも
沢山お話しする機会があり
日本と外国の文化、習慣の違いを理解していますが、
結局最終的に、人は国籍に関係なく、
それぞれの国の文化や習慣を持ち合わせながらも、
確固たるパーソナリティーを持つ個人であり、
「その人次第」であると思います。


その人がどんな環境で価値観を持って育てられ、
自身がどのようなことに興味があり、学び、
生活しているかで、その人を形つくってます。


日本人同士の結婚でも、国際結婚でも、
それぞれの個性をもつ個人と個人の結婚なので
大差ないのではと思っております。
(現在の法律上では大きな差があります。)


パートナーの文化的背景を学び、
垣間見ることはとても興味深いことですが、
その違いをお互いに譲り合い、
折り合いをつけて生活し、家族を築いて行くのは、
どの夫婦も同じなのではないでしょうか。

私自身、東京から神戸へ越してきて

文化や習慣、言葉の違いは大きく、
東京とNY以上であるかもしれないと思ったほどでした。


日本も含め世界どこの国の人と結婚しても、
結局は個人の育った環境や興味のあること価値観などの
パーソナリティーがすべてではないかと思います。


そんな中で、私たち夫婦の
あっ!これは「The国際結婚だ!」と思えることを。

1、大きな塊肉

  3キロぐらいの大きな塊肉が届くと
  主人は決まってその塊のままをオーブンに入れ
  ローストして、数日間食べ続けますが、
     そのお肉を私が受け取った場合は、
   /3は味噌漬け、1/3は紅茶豚、1/3はグリルやシチューにする。
  
     これは、日曜日に教会から戻り、
   家族みんなでお肉を焼いて食べる習慣
 「Sundy Roast」の名残のようで、
  大きな塊肉があると食べる人の人数を考えずに、
  いっぺんに調理したくなる習慣があるそうで、
  もう少し効率良く、美味しく食べれるようにしようと
  話しているのですが、簡単には変わらないようです。


2、雨の日に窓全開!!!

  雨の少ない国で育ったからでしょうか、
  雨が降ると全ての窓を全開にして、
  雨の降る音と空気を子どものように楽しんでいるのです。

  私も結婚当初はそれを楽しんだりしておりましたが、
  祖母から贈られた着物用の桐のタンスの中に
  カビが大量発生していることを発見してからは、
  日本文化や着物文化を尊重し大切にするために

  外で雨を楽しみ、窓は全部締めてほしいと
  約束をしたのですが、習慣とは面白いもので、
  雨が降るとこっそりと少しだけ窓を開けているのです。

  2年以上の戦いの末、しぶしぶ理解をしてくれたようです。

 
3、英語のユーモアを日本語で

  「TVほど教育的なものはない。
  誰かがTVをつけるたび、私は別の部屋に行って読書するのだから」 

  このような皮肉まじりの英語のユーモアを日本語で話すのです。

  英語でしてくれればスイッチを切り替えユーモアと理解するのですが、
  日本語で話すので、英語の皮肉まじりのユーモアを話すので、
  いつも「え???」これはただの皮肉?と勘違いするのです。

  イギリス圏のユーモアは、ブラックユーモアが多く、
      言われたそのまま受け取る生真面目な性格の私は、
  ユーモアのセンスを身に付けなければと思うのです。
  

4、胸毛
  
  月一で行われる胸毛や腕の毛をバリカンで数センチに整える姿、
  私と子供でこっそりと観察しています。
     髭を剃るだけでなく、胸毛まで美しく整える姿に、
   私も髪の毛ぐらい美しく整えなくてはと思います。
  子どもが胸毛を引っ張り遊びだすのが、
  整えるタイミングだそうです。
  

5、デザート作り

  食後には必ずデザートが必要な主人は、
  甘いものが家にないと、本格フレンチレシピの本を片手に
  デザート作りを始めます。
      最近のお気に入りは、クレープシュゼットCrêpe Suzetteで、
  オレンジを5個を絞って作り始めます。
  主人がつくる休日のおやつは、私の楽しみのひとつです。



日本人同士の結婚でも、国際結婚でも、どこの国の結婚でも
夫婦が、家族が、より幸せに過ごせる関係と空間を作っていくこと、
それが一番大切に
されていることではないでしょうか。

  
徒然なるがままに、私の知る、感じつ、思う
国際結婚について書かせて頂きました。

  

神戸より愛を込めて

Saint-Aurelie    Seiko

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